完全母乳育児
栄養学・食品加工技術の発達がもたらした
赤ちゃん用粉ミルクは、かつて母乳よりも優れている
とされました。日本では戦後「粉ミルクで育てるとどんどん大きくなる」ともてはやされ、標準よりもどれだけ大きい赤ちゃんかを競い、表彰されるほどだったと言われていましたが
現在、母乳の素晴らしさが見直されています
栄養学は今現在人類が発見している栄養素にのみ関係している学問で、まだ発見されていない栄養成分がもうないと、どうして言えるでしょうか?
自然の営みに勝るものはない
と思うのです。私たちのご先祖様は、ミルクなどなくても赤ちゃんを育てて来ました。それは抗いようのない事実です
母乳は唯一無二の完全食品で、赤ちゃんは母乳だけを飲んで何ヶ月も育つことができます。
(何らかの理由で完全母乳育児ができないときは、ミルクで代用します。ミルクでもしっかり育ちますので安心して下さい。立派に大人になります)
栄養面では単に栄養を与えるだけでなく
お母さんの体温を感じること
鼓動を感じること
など母子のコミュニケーションが深く取れることも重要視されています。
母乳は自然と生まれるものなので
道具も材料も必要がないのが一番のメリット
災害があろうと外出先で迷子になろうと、赤ちゃんへ飲ませてあげられるものがいつでも、すぐそこにあることは素晴らしいことだと思います。大切な自分の子どもにとって、一番必要なものはお母さん自身なのです
お母さんの体は実に育児に適した形で変化します。妊娠中、赤ちゃんのために脂肪などの栄養を体に蓄えているのですが、それらが母乳の材料となるようです。自然と体重が落ちるのはそのためです。気をつけないと自分の分まで母乳になってしまいます。
お母さんは水分と栄養を、食べ物からしっかり取りましょう
更に、赤ちゃんを抱く時間が、お母さんの母性を磨くのかも知れません。
完全母乳育児にデメリットはある?
完全母乳育児がいいと世界的に言われています。それは絶対なのでしょうか?こだわるあまりにママの心に負担をかけてはいないでしょうか?
無敵に思える完全母乳育児でも、赤ちゃんのデメリットは少なからずあるということを知っておきましょう。
ママの母乳の出が悪かった場合
お腹が空いているのにおっぱいにありつけないということがあります。
母乳が出ないばかりに、ママの機嫌が悪いこともあるでしょう。赤ちゃんにとって、ママというのは絶対的な存在なのです。ママがいつも笑っていてくれることの方が、完全母乳にこだわるより何倍も大事だということを忘れないで下さい。
完全母乳育児のデメリットを考えた時に
第一に健康でなくてはなりません
母乳が直接子供の栄養になるわけですから、薬も気軽に飲む事が出来ません。
風邪を引く事すら大罪になってしまいます。
いつも母乳がないとダメなわけですから、ストックをしておく事や、必ず母乳が出るという事が求められます。それがプレッシャーになり母乳が出なくなるママもいます。
体力が消耗する
育児はママの体を元の体重まで戻すくらい、体力を消耗させます。母乳は血液ですので、実際の体にも負担が大きいため体重が落ち過ぎる人もいるのです。
ママがいないとどうにもならないという状況
何よりのデメリットはやっぱりママがいないとどうにもならないという状況になりやすいという事。ミルクで済むなら、誰かに預けていても自分に何かあっても安心ですよね
完全母乳育児(完母)って結局どう?
それで結局の所、完全母乳育児がいいのか悪いのかというところなのですが、それは人それぞれです。
大切なのはこだわり過ぎないことです
完全母乳育児にこだわり過ぎるあまり、赤ちゃんが哺乳瓶を受け付けなくなり、自分の体調が悪い時や遠出などのお出かけの時、やっぱりおっぱいをあげなくてはいけないという状況に陥ったママはたくさんいます。心身ともに疲れ果てているママも多いのです…
完全母乳でとこだわると、ミルクを悪くいいがちですが決して悪いものではありません。ミルクを使っている人はやむを得ない方もいますが、上手に使えばストレスなく授乳期を過ごせます。
あらかじめ両方を取り入れていれば、卒乳時もミルクを頼ることが出来るのでママは少し楽を出来るのではないでしょうか?
下記では育児中のママさんの悩みが多かった順にランキングとして掲載しておきましたので、当てはまる悩みがあればご参考になれば幸いです^^
母乳育児だと母乳が詰まってしまうと赤ちゃんに飲ませられなくなってしまうので…常に詰まらせないように食事やハーブティーを飲むことで対策を行っていきましょう